2008年04月09日 16:23
カテゴリ : キャプチャー&配信環境
PV4購入してそろそろ2週間。 もうHDDの容量が限界まできてるので録画保存しっぱなしのファイルをそろそろ圧縮変換していかないといけない。 そんなわけで今回はエンコードテストの話。

動画エンコードに関しては結構昔からやってるんですが今までは主にDVD画質程度のSD解像度に関するものばかりでした。 PV4を購入してHD解像度のソースを扱えるようになったのはいいんですが、それなりにまたエンコードに関する知識も変わってくると思います。

動画エンコードに関しては結構昔からやってるんですが今までは主にDVD画質程度のSD解像度に関するものばかりでした。 PV4を購入してHD解像度のソースを扱えるようになったのはいいんですが、それなりにまたエンコードに関する知識も変わってくると思います。
今回テストに用いた映像ソースは『DEVIL MAY CRY4 体験版』。 Xbox360側からD4出力でPV4に取り込み録画。(以前の記事で書いたようにPV4はD5入力に対応してない為。)

こちらがエンコード前の元になるPV4/DVファイルからの映像。(クリックで実寸サイズ表示)
PV4で録画したDVファイルを「AVIUTL」で読み込み。 DivX、WMV、x264の各種コーデック別にエンコードしてみました。 AVIUTLの各種フィルタリングはオフ。 コーデックの設定は共通でビットレート9.5Mbps、2passエンコードを使用。
本来ならエンコードした動画を載せたかったんですが、ファイルサイズの都合もあり今回は静止画で掲載。 しかしこのBlogに載せる段階でJPEG圧縮されてるのであまり参考にはならないかもしれませんが(笑。 一応Photoshop側での出力は圧縮率を「8」に設定して保存しています。
下記が各種コーデック別による画質。(クリックで実寸サイズ表示)
DivX v6.8 (拡大率300%)

まずDivXですが、この画像ではわかりにくいかもしれませんが元ソースに比べてブロックノイズが目立ちます。 色調もやや緑がかって滲んでしまってるように見えます。
PhotoShopなどのツールでRGB別に階調を見ればわかりますが色の再限度に少し難があるようです。 しかしながらエンコード時間は今回使用した3種の中でもっとも高速でした。 これはDivXの特徴でもありますね。 大量のファイルをバッチエンコード処理する場合など最も効率がいいかもしれません。
WMV9 VCM (拡大率300%)

WMVの映像もやはりDivXほどではないにしろブロックノイズが目立ちます。 全体的に少しザラザラした感じに見えますがソースが実写映像ならあまり気にならないレベルかもしれません。
WMVはビットレートの割に画質が良いと言われてるのでこれよりも更にビットレートを下げた場合ならDivXとの差もより違いがわかると思います。 ちなみにWMVのエンコード時間はDivXに比べるとやや遅いです。 およそ1.5倍程度。 しかもマルチスレッド設定にした場合DivXと違い、CPUをほぼ100%フルに使うのでエンコード中は他の作業はできません。
x264 (拡大率300%)

予想通りx264の画質が一番綺麗です。 最も劣化が少ない結果になってると思います。 このソースで比較するなら頬の陰影グラーデションの色階調が他のコーデックに比べて飛んでない(マッハバンドが生じていない)のがわかると思います。 さすがブルーレイに採用されてるだけのことはあります。
しかし難点はエンコード時間。 DivXと比べておよそ3倍程度の時間がかかりました。圧縮率は素晴らしいけどエンコードが最も遅い結果というわけです。 あと再生に関しても上記コーデックよりもCPU負荷率は高いので古いPC環境ではフレームレートが維持できずカクカクで再生されてしまう場合もあります。
とまぁ、比較してみたわけですが、ぶっちゃけこのビットレートじゃ静止画レベルではあまり大きな差がないので違いを確認しづらいですよね。 実際の動画再生ではもう少し違いがわかりますが・・・。
静止画比較するならビットレートをもっと下げたほうが良かったですね。そのほうがハッキリと違いが出たでしょう。
というわけでまぁエンコード時間と相談して保存したいソースによって好みのコーデックを使うのがいいかもしれませんね。 個人的には全部x264で残しておきたいんですけどやはり時間がかかるので、どうしても綺麗に残したいものはx264、その他はWMVという感じにしていこうかと考えてるところです。 エンコード専用PCでもあればいいんですけどねぇ~。

こちらがエンコード前の元になるPV4/DVファイルからの映像。(クリックで実寸サイズ表示)
PV4で録画したDVファイルを「AVIUTL」で読み込み。 DivX、WMV、x264の各種コーデック別にエンコードしてみました。 AVIUTLの各種フィルタリングはオフ。 コーデックの設定は共通でビットレート9.5Mbps、2passエンコードを使用。
本来ならエンコードした動画を載せたかったんですが、ファイルサイズの都合もあり今回は静止画で掲載。 しかしこのBlogに載せる段階でJPEG圧縮されてるのであまり参考にはならないかもしれませんが(笑。 一応Photoshop側での出力は圧縮率を「8」に設定して保存しています。
下記が各種コーデック別による画質。(クリックで実寸サイズ表示)
DivX v6.8 (拡大率300%)

まずDivXですが、この画像ではわかりにくいかもしれませんが元ソースに比べてブロックノイズが目立ちます。 色調もやや緑がかって滲んでしまってるように見えます。
PhotoShopなどのツールでRGB別に階調を見ればわかりますが色の再限度に少し難があるようです。 しかしながらエンコード時間は今回使用した3種の中でもっとも高速でした。 これはDivXの特徴でもありますね。 大量のファイルをバッチエンコード処理する場合など最も効率がいいかもしれません。
WMV9 VCM (拡大率300%)

WMVの映像もやはりDivXほどではないにしろブロックノイズが目立ちます。 全体的に少しザラザラした感じに見えますがソースが実写映像ならあまり気にならないレベルかもしれません。
WMVはビットレートの割に画質が良いと言われてるのでこれよりも更にビットレートを下げた場合ならDivXとの差もより違いがわかると思います。 ちなみにWMVのエンコード時間はDivXに比べるとやや遅いです。 およそ1.5倍程度。 しかもマルチスレッド設定にした場合DivXと違い、CPUをほぼ100%フルに使うのでエンコード中は他の作業はできません。
x264 (拡大率300%)

予想通りx264の画質が一番綺麗です。 最も劣化が少ない結果になってると思います。 このソースで比較するなら頬の陰影グラーデションの色階調が他のコーデックに比べて飛んでない(マッハバンドが生じていない)のがわかると思います。 さすがブルーレイに採用されてるだけのことはあります。
しかし難点はエンコード時間。 DivXと比べておよそ3倍程度の時間がかかりました。圧縮率は素晴らしいけどエンコードが最も遅い結果というわけです。 あと再生に関しても上記コーデックよりもCPU負荷率は高いので古いPC環境ではフレームレートが維持できずカクカクで再生されてしまう場合もあります。
とまぁ、比較してみたわけですが、ぶっちゃけこのビットレートじゃ静止画レベルではあまり大きな差がないので違いを確認しづらいですよね。 実際の動画再生ではもう少し違いがわかりますが・・・。
静止画比較するならビットレートをもっと下げたほうが良かったですね。そのほうがハッキリと違いが出たでしょう。
というわけでまぁエンコード時間と相談して保存したいソースによって好みのコーデックを使うのがいいかもしれませんね。 個人的には全部x264で残しておきたいんですけどやはり時間がかかるので、どうしても綺麗に残したいものはx264、その他はWMVという感じにしていこうかと考えてるところです。 エンコード専用PCでもあればいいんですけどねぇ~。
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