2014年02月15日 17:10
カテゴリ : The Last of Us

数々のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した『The Last of Us』の前日譚を描くストーリーDLC『Left Behind -残されたもの-』が2月14日に配信されました。価格は1,500円。
本作では初となるシングルプレイ専用の追加ストーリーとしてのDLCであり、主人公はジョエルではなくエリー!ということでこれはもう買うしかないと決めていました。てなわけで早速プレイしてみましたので感想です。


『Left Behind -残されたもの-』は本編でジョエルとエリーが出会う前の話で、隔離地域で生まれ育った13歳のエリーが主人公。 喧嘩別れして1ヵ月以上も失踪していた幼馴染のライリーが突然帰ってきて、「これまで私が何をしていたか知りたい?」と、エリーを連れ出すところから話は始まります。


と、この2人の少女の体験を描くストーリーラインだけで進行するのかと思いきや、本編で重傷になったジョエルを助けるために奮励するエリーの活躍と、同じモール内を舞台に時系列がクロスオーバーしながら話が展開していきます。つまり前日譚と本編で描かれなかったエリーの孤独な闘いの、二つの舞台を交互に体験していくことになります。



無人と化したモール内は彼女たちにとってはまるでおもちゃ箱。仮装用の被り物を身に付けて無邪気にはしゃぐエリーが可愛い。あと本編以上に多いジョーク集(ローカライズ頑張った!)も見所。
独りで戦う過酷な戦闘とは対比的に、ライリーとのシーケンスでは数々のミニゲームが楽しめます。レンガ投石による車のガラス割り対決、水鉄砲鬼ごっこ、Facebook出力できるプリクラ、脳内格ゲー、と遊び要素てんこ盛り。 特にプリクラでヘン顔撮影するエリーの可愛さは胸キュン不可避レベルです。


戦闘シーケーンスでは、本編ではありそうでなかったハンターと感染者の三つ巴戦がアツイ。
ビンを投げて感染者の注意をハンターに向けてお互いを戦わせ、残った方をゆっくり始末したり、あるいはそのどさくさに紛れて移動したりと、本編にはない戦略が出来て戦闘の面白味が増しています。
この三つ巴戦が実現できたのなら、ぜひともマルチプレイにも感染者を解き放ってほしいと願うのは私だけではないはず。


・どういう経緯でエリーは感染者に噛まれたのか?
・ジョエルが倒れた後、エリーはどんな行動をしたのか?
『Left Behind -残されたもの-』はこの疑問に答える内容になっています。
幼馴染と絆を深めるエリーと、ジョエルのために独り勇敢に戦うエリーが、対比になっていて、戦って生きる事を選ぶこのエリーの成長を見た後に、本編のエンディングを見るとまた感慨深いものがあるのではと思います。元々『The Last of Us』はストーリーテリングの手法がこれまでのゲームとは全然違っていましたが、『Left Behind -残されたもの-』でもその手法は非常に洗練されていると感じました。
ボリュームはゆっくり遊んで3時間程度。これを短いと感じるかはトロフィー目的に周回プレイするか否かで印象も変わってくるでしょう。『Left Behind -残されたもの-』はエリーの魅力がたっぷり詰まった内容で、『The Last of Us』の本編を楽しめた方なら是非ともオススメなDLCです!
序盤の1時間程度を配信してみました。久々すぎてプレイが酷い(汗。
The Last of Us (ラスト・オブ・アス)
posted at 2014.2.15
PlayStation 3
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